シェパード犬の専門書を、まとめて3冊。

なんで同じ本が2冊あるの?と思われそうだけれど、厚みが全然違う。
中身も全然違う。

ようするに、発行された時期と、執筆者が違う。
最初、厚みの薄い方を買って、あとから欺された気分になった。
著者は軍用犬協会時代からシェパードに関っていた人物。
無茶苦茶内容が濃い。
濃すぎるのと、厚みがあるため、
ゆっくり腰を据える時間が取れないと、なかなか読み進めない。
堅苦しい内容が苦手な人は、すぐにギブアップしそうな本。
今までに読んだシェパード専門書の中では、
おそらくこの本が一番細かいところまで、
解説しているのではと思う。
血統の解説に関するページは、本の約半分を占めている。
スタンダードの解説なんて読んでも、いまひとつピンとこないけれど、
なぜこんな風だと良くて、こんな風だといけないのか、
きちんと1つ1つその理由を説明している。
「良い犬の例」と「悪い犬の例」を表した写真が、割と豊富なのも解りやすい。
血統に関しては、頭がこんがらがってくる。
「世に完璧なものはいない」
という言葉を著者が繰り返すだけあって、
全てにおいて文句の付け所のない犬などはなく、
シェパード犬の改良固定というのが、
とにかく近親繁殖の繰り返しだということがよくわかる。
本に紹介されているような犬達は、繁殖の為に飼われている犬だけあって、
あちこちの犬舎を転々としていることに、妙に感傷を感じた。
専門用語の解説、略語の解説、命名の為の犬名一覧、
ドイツと日本の歴代入賞犬の一覧なども掲載。
1冊目の本から10年の歳月が流れ、中身を一新。
こちらは訓練士など、複数の専門家が書いたものを集めている。
シェパード犬の歴史・飼育方法・子犬の選び方など。
地味だし、厚みは薄いけれど、ほどよく纏められていて悪くない。
たぶん現在で最新のシェパード犬専門書。
表紙のデザインが大分洗練されて、中身もカラー写真が豊富なところが良かった。
歴史や飼育方法、シェパードを扱う犬種団体の紹介など。
中身は↑上の本とそう大きな変化はないけれど、
2003年現在で活躍中の犬などが、メインで紹介されている。
昔のシェパードに比べると、
現在のシェパードは鯉背に見えて仕方がない。
血統に関する話は、どの本を読んでも素人には頭に入り辛い。
今時のシェパード飼い主は、飼育に関してきちんと情報が得られればよいという人が多くて、
昔の本のように、血統や歴史・体型に関するマニアックで硬い本なんかは受けが悪くて、
売れないだろうとしみじみ思った。
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